otonaもドキdoki

大人も大人未満の人もドキドキすることを綴ります

数学一人旅 prologue 

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高校の数学の教科書は難度が違うものが何種類も発行されている。進学校では難度の高いものを使用し、苦手な生徒が多い学校では難度の低いものを使う。進学校の教師の資質で重要なのは「難問を質問されても解けること」。実は教える力はあまり関係ない。最難度の『数研オリジナル』を使って演習を担当した時は、難問を解いているのが楽しかった。しかしそれでは、教師は蓄積を披露するだけの職業にすぎない。それでよいと考える教師も多かった。苦手な生徒が多い学校では教え方が問われる。まれに数学好きの生徒が難度の高い問題を質問してくると、授業で扱わない言いわけに困った。

そこで、難度の高い問題を、苦手な生徒向けに誌上で解説してみようと思う。
また、何年も数学から離れている人には、頭の体操になるかもしれない。